FXで口座開設したらいくら入金すればいい？

FX口座に入金する

取引を行うFX会社を決めて口座開設まで完了したら「入金」を行います。FXで取引を行うには「証拠金」が必要となり、その証拠金を担保に通貨の売買を行います。

FX会社によって最低取引単位というものがあり、1万ドルから取引可能な会社、1000ドルから取引可能な会社、1ドルから取引可能な会社などそれぞれ決まっています。

基本的に取引が可能となる金額は、最もレバレッジをかけた25倍で取引金額の4％となります。

例えばドル円が100円のとき1万ドルを円に換算すると100万円ですが、証拠金は4％でいいので4万円が必要となります。

4万円で100万円分の取引ができるんです。しかしFXにはロスカットというものがあります。それを踏まえて入金額を考えます。

価格が下がって証拠金維持率が一定の水準まで下がるとロスカットが発動し、強制的に取引終了させられてしまいます。

ロスカットラインはFX会社によって異なり、証拠金維持率の100％でロスカットの会社や、50％でロスカットの会社など様々です。

1万ドル買った場合、証拠金維持率100％は4万円となります。

仮に「証拠金維持率100％でロスカットのFX会社」で4万円しか入金せず、1万ドルの買いを行った場合その瞬間ロスカットされてしまいます。

FXで1万ドルの取引をするなら最低でも10万円は入金したいところです。

1ドル100円で1万ドル購入した場合、条件によってロスカットラインがどのように変わるのかを比較してみましょう。

10万円入金した場合、93.750円でロスカット。

20万円入金した場合、83.333円でロスカットとなります。

10万円入金した場合、91.836円でロスカット。

20万円入金した場合、81.632円でロスカットとなります。

証拠金の額に対して入金額が多ければそれだけロスカットまでの余裕が大きくなるので、トレードスタイルによって入金額を調整しましょう。

最近では1万通貨単位のFX会社だけでなく、1000通貨からでも取引ができるFX会社が増えてきましたが、やはりギリギリの証拠金ではロスカットが近くなり損をしなくてもいい場面でも損をしてしまう恐れがあります。

特に1000通貨単位のFXで1000ドルしか取引できないのは効率が悪すぎます。

10万円の証拠金ならば1万ドルの取引でもロスカットまでの余裕ができますし、1000通貨単位でも損切りまでの幅により臨機応変に購入数を変えることができます。

以上よりFXを始めるならば最低でも10万円の入金が必要であると言えます。