安全性なら個人向け国債がおすすめ

個人向け国債とは

個人向け国債は個人の客を対象として国が発行する債券で、元本および利子の支払いは日本国が行うため、債券の中でも極めて安全性が高いです。

日本が潰れない限り大丈夫という点では銀行預金より安全ではないかと言われています。

最低1万円から購入でき購入手数料もかからないので、一般のサラリーマンなどでも簡単に始められます。

3年（固定金利）、5年（固定金利）、10年（変動金利）の償還期間から好きなものを選択でき、半年に1度利息が支払われます。

「最低金利保証」が設定されているため利率が0やマイナスになることはありません。

発行から1年経過で途中換金可能ですが、直前2回分の利子×0.79685が引かれます。

個人向け国債には元本割れはありません。

個人向け国債は証券会社、銀行、信用金庫、信用組合、農協などで発行されており、取引する金融機関で口座開設をする必要があります。

個人向け国債には募集期間が設けられているのでその期間内に申し込みをします。

インターネットからでも申し込み可能な金融機関もあるので利用りましょう。

日本が潰れないかぎり利子の支払いと額面通りの償還が行われます。

また、どんなに金利が下がっても最低金利保証によって0.05％以上の金利が保証されるので基本的には元本割れしません。

銀行が潰れたらペイオフによって1000万円までの預金しか保護されません。しかし個人向け国債なら補償額の上限はありません。当分使う予定のないお金なら、銀行に預けるより安全に運用できます。

日本は危ないよく聞くけどやっぱり日本が潰れたらパーになるんじゃない？と思われる方もいるかもしれませんが、結局日本が潰れる事態になるなら銀行も無事なわけがありません。

しかし金利だけ見ればネット銀行の定期預金に預けた方が利率がいいので、そのあたりは個人のお好きにとしか言えません。

個人向け国債は償還期間が長いので当分使う予定のないお金で運用する必要がありますが、発行後1年経過すれば途中解約することも可能です。

途中解約の場合でも額面通りの金額で国が買い取ってくれますが、ペナルティーとして直前2回分の利子相当額×0.79685を支払う必要があります。

ペナルティーは利息に対してだけなので元本が減ることはありません。

購入時に「初回利子の調整額」というものを払う場合があります。

個人向け国債の利払いは毎年発行月と発行月の半年後の15日に支払われます。

基本的に個人向け国債の発行は4月、7月、10月、1月の15日に行われますが、休日などの関係で発行日から初回の利子支払いまでが6ヶ月に満たない場合があります。

その場合でも6ヶ月分の利子が支払われるので、その日数分の差額をあらかじめ購入時に引いておきます。